毛ガニ

 皆さんこんにちは。今日は毛ガニです。何故いまごろ毛ガニかって?それは、僕の港では今でも取れるからです。僕の港は京都・・・の北の方。一応、京都府です。でも、毛ガニが取れるんです。僕の町にきた人は皆、北海道から毛がにも取り寄せているんですかな~んて言うものだから今日は載せちゃいました。北海道のものよりもず~と美味しいわい!味噌も苦くないし甘みもあるし、なんて言っても身つまりがさいこう!数は沢山取れないけれど美味しい毛ガニは京都でも取れるんだぁあああああああああああ!


今回はフグの料理を頂いてきたお話。初めてのふぐ料理(御呼ばれしていただきました)で緊張と期待感が一杯でわくわくして行ったのですが、その期待を裏切らない内容でした。一品目は とうとう身のポン酢和えでした。あっさりとした味の中にコリコリッとした歯ごたえで思わず、ビール一本!の声を上げてしまいました。最初の一品目でエンジンに火がついたようで、2品目が来るまでに一本明けてしまう始末。自分でも大丈夫かなと思いながらも2品目に向けてもう一本!

 

とうとう身のポン酢和えです。

 

2品目は、てっさ。フグの薄造りですね。これが美味かった~。大きさは2~3キログラムのふぐを捌いていると言う事なのでサイズとしては最高の大きさですね。この時点で3本目!

 

てっさ です。

 

次はてっぴ。フグの皮ですがビールを飲んでいるものとしてはちょうどつまみが欲しかった所。女将さん気がきくなぁ~。そして4品目に出てきたのがトラフグの卵巣。卵巣?・・・・毒があるんじゃないの?大丈夫かな~と思っているとすかさず女将さん、「大丈夫ですよ。安心して食べてください」との事。女将さんを信じて一口パクリッ!あ~これはカラスミだ~。結構いける。酒が欲しくなってきたぞ・・・女将さん、ひれ酒下さい!今度は酒にチェンジ!う~ん 大人の味だ。

 

 

トラフグの卵巣の粕漬けです。

 

ひれ酒と粕漬けを食している間に白子入りの茶碗蒸しが登場!ちきしょう、何でもかんでもふぐかぁ~。涙が出てくるぜ。おそらく隣で見ていた人は連れてこなければよかったっと思ったに違いない。興奮と酒の勢いでもうむちゃくちゃ。勝手に別メニューのフグの塩焼きまで頼んでしまう始末。もう、誰にも俺様を止めることは出来ないぜ~なんて思いながら食ってます。飲んでます・・・で。我を忘れている間にも雑炊が来てしまった。もう食えないぞっと思っていてもこれが胃袋にすいすい入っていく。酒で満タンだった胃袋に入ってしまうなんて、ふぐ料理の恐ろしさはこれだったのか。

結論!フグは毒よりも酒の方が怖い!まちがいなし!

                        キツネメバル

今日は前回に引き続きメバルの仲間です。

キツネメバルと言う魚ですがタヌキメバルと呼

んでいるところもあるそうです。

僕の港では ハト と呼んでいます。

何故かは知りません(笑”)。

キツネ・・・タヌキ・・・あまり良い感じのする魚

ではないのですが、煮付け、刺身にすると美

味しい魚ではあります。

ソイの仲間ではあるのですが、ソイとはちょっ

と違い、ソイは身の中に黒い石みたいなもの

が時々入っていて魚を割って見るまで判らな

いところも有り敬遠されがちなところもあるの

ですが このハトはそれがなく普通に美味し

い。

見た目はヌメッとして汚い色でまずそうです

が、食べてみると目から鱗が落ちる思いのす

る魚です。

皆さんも食べる機会があれば是非食べてみて

ください。  

ソイではありません、キツネメバル(ハト)でご

ざいます!

                    カサゴ

 今日は カサゴ (Sebastiscus marmoratus)の紹介。この魚は防波堤や磯場でよく釣れる魚ですが、磯場場などで釣れるカサゴは全体的に色が黒ずんでいます。しかし、写真に載っているようなカサゴは沖合いで釣れた物で色は赤茶系もしくは赤色の物が多く、店頭で売られるものもこの沖合いの綺麗なカサゴが良く売れます。カサゴと呼んでいますが僕の町ではガシラと呼んでいます。同じ仲間としてメバルなどがいますが、メバルよりも小骨が多く、大きいものは煮付けにしますが小さめのものはから揚げなどにします。オコゼのから揚げは美味しいですが値段的に高くて口に入りづらい。しかし、ガシラは割りと安価で食することができるのでこちらの料理屋さんも好んでガシラをから揚げの材に使います。美味しいですよ(^^)。僕は好きなんですが奥さんは嫌いみたいです(油がよごれるから・・・)。煮付け魚の代表格ですが、僕の町では良く活きたものですと刺身にします。(何でも刺身にしちゃいます)歩留まりは悪いですがシャキシャキッとして美味しいですよ。

チカメキントキ

今日は チカメキントキ の紹介。僕の町では キンメ と呼んでいる魚です。光沢のある朱色のよろいを着けたこの魚、かっこ良くて僕は好きなんですが写真では判りづらいかもしれません。ある文献では深海で踊り舞う姫と称している魚でも有り力強さと美しさを兼ね魚です。味は白身魚のあっさりした魚なので、よく活きたものは刺身であっさりと、また、しっかり目の味付けをした煮つけなんかがよろしいかと思います。本日のキンメは大きさは40cmくらい、中ぐらいの大きさですが大きいものですと60cmになります。アマダイ、メバルなどを釣りに行くと釣れる魚で、春から夏にかけて港でせりにかけられる魚です。

Vol.39-1 トヤマエビ (ボタンエビ) 「Pandalus hypsinotus」

ボタンエビ

めでたい、鯛の次はエビでしょう。エビもめでたい席には欠かす事のできない代物です。このトヤマエビは僕の港ではボタンエビと呼ばれ、高値で取引されているエビです。僕の港で水揚げされるエビの中では一番大きなエビで高値で取引されるエビとしてふさわしい美味しさです。刺身、塩焼きなんか最高ですね。

 

 

Vol.39-2 モロトゲアカエビ (シマエビ) 「Pandalopsis japonica」

シマエビ

舌をかみそうな呼び名のこのエビ、僕の港ではシマエビと呼んでいます。甘エビよりも僕はこのエビが好きで、甘エビより甘さにしつこさがなく尚且つ身質が崩れにくいことから料理屋さんもよくこのエビを使われます。塩焼き、刺身、から揚げなど色々な調理法に対応できる万能選手ですね。

 

 

Vol.39-3 イバラモエビ (オニエビ) 「Lebbeus groenlandicus」

オニエビ

このオニみたいな顔をしたエビはイバラモエビです。僕の港ではオニエビと呼んでいますがそのままでしょう?日本海側で獲れるエビだそうですがどこの港でも漁獲は少ないようです。ローカルなエビとして人気があるのですが、量が少ないのでなかなか提供できませんm(_ _)m このエビは殻がごつごつして剥くには痛いですがその剥き身は甘く旨みも有りエビの中でも上ランクの味ではないでしょうか。しかし、個人的には身質が柔らかめで食感が好きではないので、刺身で食べるにはちょっと・・・。でも、塩焼きなんか美味しいですよ。

 

タイトル Vol.38 マダイ (Pagrus major) ■ 記事

マダイ今日はマダイの紹介。本当はこの魚は紹介したくはなかった(メジャーすぎるので・・・)。しかし、とうとうネタが(と言うより写真が)尽きそうになってきたものですから・・・。

グタグタ言ってないで紹介しましょう。マダイは春、桜の花が咲き乱れる頃旬として絶頂期に入ります。桜鯛と称されるようにこの時期、色艶、味どれをとっても良くなります。この仲間としてチダイ、キダイ(僕の町ではレンコダイと呼んでいます)が水揚げされます。用途によって使われ方が違うのですがやっぱり磯場の王者として君臨するのはマダイでしょう。椀だね、刺身、鍋、木の芽焼き、塩焼き・・・創作によって色々な形に変えることのできる魚としては一番ではないでしょうか。祝い事の際にはメデタイと言って使われるのですが僕の町では結婚をする前にはお嫁さんになっていただく家に夫婦ダイ(雌雄の鯛)を使者の方に持っていただき両親のご了承を頂くという風習が有ります。(ちょっと違うかもしれないですが・・・)そこで魚を料理していただきよばれる事が出来れば認めていただいたことになる・・・ということらしいのです。(忘れちゃいました^^)僕のときは気合が入ったものですから両腕を広げたくらいの大ダイを二枚持って行きご両親をビックリさせてしまいました(大きければ良いってものではないのですが)。この時期は婚礼、入学祝などで鯛を求められる方が多く、桜同様おめでたい時期となります。僕の港町では今が一番心穏やかな時期ではないでしょうか。

■ 日時 2005-04-18 12:27:58

黒鯛今日はクロダイの紹介。クロダイと言えば釣り人が反応しそうな魚ですね。釣りに覚える人であれば興味のある魚ではないかと思います。不思議な事に僕の町では食するという点では人気のない魚です。港に行けば釣れるからでしょうか。大衆魚と言うものでもないですし・・・。話は変わりますが、このクロダイは年数によって雌雄が分かれるんですよ。皆さん知っていましたか?幼魚時には全て雄でその後2年魚までは雌雄同体になるんです。2年魚からは雄として成熟し3年魚からは雌雄が分かれるんです。だいたい4年魚で雌雄の分離が完了するらしいのですが、5年魚まで行くと雌の比率が高くなるそうです。(ここまでは僕も知りませんでした)食べるには磯のにおいが感じられるような気がして僕はあまり好きではないのですが、好きな人はとことん好きみたいです(^^)。ですから、僕は刺身よりしっかり味付けした煮付けのほうがすきかなぁ。意見は分かれるみたいですがこのクロダイに感情移入する方も多くて地元では話のネタにするには向かない魚です(^^)。

オコゼ春めいた良いお天気が続きますね。こういう良い天気が続くと色々なお魚も陸に上がって来ます。その中でも今日は オニオコゼの紹介。この厳つい顔をした魚は見た目よりも美味しく高値で取引される魚です。夏場に鱧や鯒(コチ)、アコウダイなどと一緒に重宝される魚です。薄造りやから揚げは絶品でフグに負けない美味しさと言われています。この魚、注意しなければいけないのが、背びれに猛毒の棘があり、これに刺されるととっても痛く、お医者さんで注射を打ってもらわなければ治りません。ご注意を・・・。夏場には何件かこういう事件が有り、磯場で遊ぶ時は素足で歩かないように(^^)

 今日のお魚は、ウスメバル「Sebastes thompsoni」です。橙色に覆われた体に褐色の斑点が上半部に散在するこの魚、獲れたばかりの時には金色に輝きます。僕の町では「コムギ」と呼んで「メバル」と並んで煮付け魚の代表魚として親しまれています。よく活きたものは刺身に良しで、鯛や平目と違いしっかりとした歯ざわりがあり大変美味しい魚です。煮付け良し、刺身良しで言うことのない魚ですね(^^)